素人が電子機器をいじってみる

当ブログは素人が電子機器の修理やカスタムをしたものをご紹介するブログです。

HDMI端子が破損したジャンクなPS5を修理してみた (HDMI端子交換)

今回はジャンク扱いで手に入れたPS5を修理します。

 

HDMI端子が破損してしまいTV出力出来ないというものです。

 



早速端子の交換を行っていきます。

 

※当記事を読んで作業の真似をされて、万が一製品が故障したり、

不慮の事故が起こっても私は責任が負えませんので全て自己責任でお願いします。

 

まずは修理前の状態を確認しておきます。

HDMI端子の右端が破損してしまっています。

これではケーブルを挿してもTV出力出来ないどころかケーブル自体が壊れてしまいそうです。

 

では、修理していきましょう!

 

準備するもの

精密プラスドライバ (100円均一のもので大丈夫です)

大きめのプラスドライバ (100円均一のもので大丈夫です)

T8 へクスグローブドライバ

綿棒 (白いものが好ましいです)

無水エタノール (そんなに使うものではないので小容量でいいです)

はんだごて

こて台

はんだ

ペーストタイプのフラックス

はんだ吸い取り線

交換用のHDMI端子

ホットエアーツール

ピンセット (何本かセットになっているのが今後便利です)

 

あると便利なもの

修理用の開腹ヘラスパチュラ

ネジザウルス

拡大鏡 もしくは デジタル顕微鏡

耐熱マット

 

 

本体の分解は記事にするほどのことではないので分解後の作業を記事にします。

 

1.HDMI端子を外す

分解して改めてHDMI端子の内部を見てみるとかなりひどい状態になっているのがわかります。

どんな抜き差しの仕方をすればこんなことになるのかわかりませんがHDMI端子の交換を行えばなおることはほぼ確実なので修理していきます。

 

HDMI端子を固定している足4本部分にフラックスを塗布します。

 

同様に端子のピン部分にもフラックスを塗布します。

 

フラックスを塗布し終わったら、基板を裏返して上からホットエアーで熱します。

その熱ではんだを溶かし端子を取り外します。

 

450~500℃、風量7~8くらいの設定で4つの足部分を均等に熱していきます。

 

端子の足部分のはんだが溶けてきたら自然と端子が落ちてきます。

そのまま端子が落ちてしまうと熱を持った端子が絨毯などを焦がしてしまうので基板の下には段ボールを置くなどして対策しておいた方がいいです。

はんだが溶けても端子が落ちない場合はピンセットなどで足を押し込めば落ちると思います。

それでも落ちない場合はペンチやネジザウルスなどを使い下に引っ張ると端子を取り外せると思います。

 

端子を取り外せるとこのようになります。

次は新しい端子を取り付ける準備に入ります。

 

 

2.基板の接点を清掃する

無事に端子が取れたので新しい端子を取り付ける準備を行っていきます。

まずは端子の足を固定する4つのスルーホールに残ったはんだを除去していきます。

4つのスルーホールにフラックスを塗布して上からホットエアーで熱して、はんだが溶けたらはんだ吸収線を上からあてがってはんだを吸い取ります。

 

スルーホールに残ったはんだを吸い取る際にはんだ吸収線が近くにあるダイオードに触れてしまうとズレてしまったり取れてしまったりするので気を付けながら作業した方がいいと思います。

スルーホールのはんだを除去出来たら裏返してピンの接点をキレイにしていきます。

 

ただ、接点の右下にコンデンサがついていて邪魔なので一度取り外します。

フラックスを塗布した状態でホットエアーで熱してピンセットでつまみ上げて取り外します。

取り外せたコンデンサはなくさないようにきちんと保管しておきましょう。

 

コンデンサを取り外せたら改めてピンの接点部分にフラックスを塗布してはんだを吸い取ります。

はんだごてを450℃程度に設定して、接点の上にはんだ吸収線を当てて上からこて先を押し当ててはんだを吸い取ります。

コンデンサがついていた部分のはんだは残しておいてもいいです。

 

ピンの接点に残ったはんだを吸い取るとこのようになります。

今回コンデンサを取り付ける部分のはんだは残しておきました。

 

3.新しい端子を取り付ける

次は新しい端子を取り付けるために接点にはんだを乗せていきます。

いつも通りフラックスをしっかりと塗布してからはんだごてを使ってはんだを乗せます。

 

全ての接点へのはんだ作業が終わったらフラックスを洗浄してしっかりとはんだが乗っているか確認します。

割とキレイにはんだが乗せられたと思うので次は新しいHDMI端子取り付けを行っていきます。

 

端子を挿しこんでフラックスを塗布し、ピンを1本1本上からはんだごてで熱します。

基板の接点にはんだを乗せているので上からはんだごてを押し当てるだけでピンを基板にはんだ付けすることが出来ます。

 

はんだ付けが終わったらフラックスを洗浄してピンがしっかりはんだ付け出来ているか確認します。

1本1本ピンセットで左右に動かないか確認します。

ピンが動いてしまう場合ははんだ付け出来ていないので再度はんだごてを押し当ててはんだ付けします。

全てのピンが動かないことを確認出来たらピンのはんだ付けは完了です。

 

あとは外していたコンデンサを取り付けていきます。

元の位置にフラックスを少量塗布してコンデンサを上に乗せます。

この状態で基板の裏からホットエアーで熱していきます。

450℃程度で風量は4~5くらいの設定で熱風が一か所に集中して当たらないようにホットエアーを動かし続けながら基板を熱します。

 

しばらくすると写真のように元の位置に自然と戻っていくと思います。

このように元の位置にはんだ付け出来たらあとは基板を裏返して4本の足をはんだ付けすればHDMI端子の交換は完了です。

念の為にテスターを使ってHDMI端子のピンを隣同士が導通していないか確認しておくと完璧だと思います。

 

 

4.動作確認をする

端子の交換が終了したので本体を元通りに組み上げて動作確認を行います。

ばっちり映像も音声も出力されるようになりました。

 

PS5はネジが多く、分解するのに少し時間がかかりましたが端子の交換自体はPS4とほぼ工程が同じで簡単に出来ました。

 

今回は割と珍しいPS5の修理が出来て貴重な体験になりました。

 

SONYに修理をお願いすると恐らくデータが消えてしまうことになると思うのでどうしてもデータを消したくないという方はご自分でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

設備投資が必要なので修理に出した方が安くつくとは思いますが...

 

他にもPS3の基板修理やNintendo Switchの基板修理などもやっておりますのでご参考程度にご覧ください。

 

amacustom.hatenablog.com

 

 

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