素人が電子機器をいじってみる

当ブログは素人が電子機器の修理やカスタムをしたものをご紹介するブログです。

液晶が映らないジャンクなiPad Air2の基板修理をしてみた (バックライト回路修復)

今回はご自身でバッテリー交換をした後、起動しなくなってしまったというiPad Air2の修理依頼をいただきましたので基板修理をしてみます。

 

 

起動しなくなったとお伺いしていましたが電圧、電流チェッカーで確認すると正常に電流が流れており、電流量の経過を見て正常に電源が入っていると判断しました。

なので恐らく、バックライトが機能しなくなってしまったのではないかと推測しました。

まずは分解して基板のチェックを行います。

 

※当記事を読んで作業の真似をされて、万が一製品が故障したり、

不慮の事故が起こっても私は責任が負えませんので全て自己責任でお願いします。

 

では、修理していきましょう!

 

準備するもの

精密プラスドライバ (100円均一のもので大丈夫です)

綿棒 (白いものが好ましいです)

無水エタノール (そんなに使うものではないので小容量でいいです)

ペーストタイプのフラックス

ホットエアーツール

・ジャンク基板

ピンセット (何本かセットになっているのが今後便利です)

拡大鏡 もしくは デジタル顕微鏡

 

あると便利なもの

はんだごて

こて台

はんだ吸い取り線

はんだ

修理用の開腹ヘラスパチュラ

耐熱マット

加熱パッド (分解時に使用します)

吸盤 (分解時に使用します)

 

 

本体の分解は記事にするほどのことではないので分解後の作業を記事にします。

 

1.基板の点検を行います

早速分解し、基板の点検をしていきます。

(念のため交換したバッテリーのメーカーロゴは隠しておきます)

恐らくバックライト機能の不具合だと思うので、液晶パネルを取り付ける為のコネクタ部分当たりを見ていきます。

 

顕微鏡で見ると何やら怪しげな箇所がありますね...

もう少し拡大してみましょう。

明らかに何か取れた形跡があります。

バックライトフィルタかヒューズでしょうか。

修理中に何かの拍子で取れてしまったのでしょう。

多分ここを修復すれば直るはずなのでジャンク基板から同じ部品を移植してみましょう。

 

 

2.ジャンク基板から部品取りを行います

記事にしたことはないですが以前、iPad Air2のホームボタンコネクタ交換をしたことがあり、そのときに使ったジャンク基板があったのでそこから部品を取りたいと思います。

こちらにはちゃんと部品が付いていますね。

やはり作業途中に爪か何かでひっかけて取れてしまったのでしょう。

 

両端にいつも通りフラックスを塗布して基板の裏側からホットエアーで熱します。

温度は350℃~400℃、風量は3~4くらいで十分だと思います。

軽くピンセットでつついてみて動くようならはんだが溶けているのでピンセットでつまみ上げます。

とても小さい部品なので取り外した後は見失わないように小さなケースに入れたり、マスキングテープの裏に貼ったりして保管しておきましょう。

 

 

3.取り外した部品を取り付ける

さて、回路を修復する為に必要な部品の取り外しが出来ましたので故障した基板に取り付けていきましょう。

まずは部品を取り付ける部分にフラックスを塗布しておきます。

フラックスを塗布しておくことでとてもきれいにはんだ付け出来るので必ずフラックスを使用しましょう。

 

フラックスを塗布したらその上に先ほど取り外した部品を乗せます。

この状態で基板の裏からホットエアーで熱してはんだを溶かしてはんだ付けします。

 

先ほどジャンク基板から取り外したときと同じようにホットエアーを温度350℃~400℃、風量3~4くらいの設定にしてしばらく熱します。

すると、ちゃんとフラックスを使っていればはんだが溶けてきたら勝手に正しい位置に部品が移動してはんだ付けされます。

はんだ付け出来たらしっかりと基板を冷ましてから残ったフラックスをきれいに掃除します。

 

基板が冷めたことを確認してから取り付けた部品をピンセットなどでつついてみてしっかりとはんだ付け出来ていることを確認します。

ちゃんとはんだ付け出来ていれば動くことはありません。

少しでもグラグラと動いたりするようであればちゃんとはんだ付け出来ていないので再度加熱する必要があります。

今回はしっかりとはんだ付け出来ていることを確認出来たので無水エタノールを含ませた綿棒で残ったフラックスの掃除をしておきました。

これで修理は完了です。

あとは組み立ててちゃんとなおっているか動作確認してみましょう。

 

4.動作確認をする

組み立てて電源を入れてみます。

ばっちりリンゴマークが表示されるようになりました。

この後、パスコードを入力する画面まで進みましたので修理は成功です。

 

今回は故障原因がわかりやすく、簡単でよかったです。

こんな修理の依頼を受けられるように見積もりの問い合わせが出来るフォームを作ろかと思っていたりします。

時間が取れたらそういうのも手を付けていこうと思います。

 

よかったら他にも修理をした記事を書いておりますので読んでいただければ嬉しいです。

 

 

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