素人が電子機器をいじってみる

当ブログは素人が電子機器の修理やカスタムをしたものをご紹介するブログです。

電源が入らないジャンクなPS4を修理してみた (電源コネクタ修理)

今回はPS4のジャンク品を修理します。

 

自分で内部清掃を行い、CPUグリスの塗り直しをしてみようと分解してみたら電源ユニットを接続するコネクタが基板から取れてしまったというものです。

 

破損したコネクタは処分してしまったとのことで、コネクタはPS3に使われている4ピンのコネクタを流用してみようと思います。

 

では、早速修理していきましょう。

 

※当記事を読んで作業の真似をされて、万が一製品が故障したり、

不慮の事故が起こっても私は責任が負えませんので全て自己責任でお願いします。

 

 

準備するもの

精密プラスドライバ (100円均一のもので大丈夫です)

大きめのプラスドライバ (100円均一のもので大丈夫です)

T8 へクスグローブドライバ

綿棒 (白いものが好ましいです)

無水エタノール (そんなに使うものではないので小容量でいいです)

ホットエアーツール

はんだごて

こて台

はんだ

ペーストタイプのフラックス

はんだ吸い取り線

0.1mm エナメル線

配線用ワイヤー (今回はAWG20のものを使用しました)

ピンセット (何本かセットになっているのが今後便利です)

クラフトナイフ

グルーガン

ソルダーレジスト

UVライト

・ジャンクのPS3本体 (コネクタの部品取り用)

 

あると便利なもの

修理用の開腹ヘラスパチュラ

拡大鏡 もしくは デジタル顕微鏡

 

 

本体の分解は記事にするほどのことではないので分解後の作業を記事にします。

 

1.エナメル線でメイン基板回路の修復をする

こんな感じで本来あるべきコネクタが取れて回路もはがれてしまっています。

まずは回路の修復から行っていきます。

 

本来ははんだを乗せる為のランドといわれる部分があるはずなのですが、コネクタが取れたときに一緒にランドも取れてしまったようです。

このままでははんだ付け出来ないのでエナメル線を使って回路の修復を行ってからコネクタを取り付けます。

 

本来はんだ付けするランドがなくなっているので、はんだ付けするはずだった部分から回路を追います。

今回の場合は回路が追いやすく、本来はんだ付けするはずだった箇所の上の部分に回路がつながっていました。

基板上の緑の部分 (レジストと呼ばれています) を削り取って基板層内部の銅の部分を露出させている部分が回路を修復する為に必要な箇所です。

この削った部分にエナメル線をはんだ付けしてコネクタをはんだ付けする為の回路を作っていきます。

 

先ほど削って内部の銅を露出させた部分にフラックスを塗布してはんだを乗せます。

左から2番目の回路部分はグランドと言われる部分です。

上の写真でいうと緑の四角い部分の外側は全てグランドです。

なので、緑の部分以外ならどこでも構いません。

今回は分かりやすくするため、真上に回路をつなぐ先にしています。

これで回路を修復する準備が整いました。

 

次にエナメル線で回路を修復していきます。

写真のように1本ずつエナメル線を配線していきます。

このエナメル線をあとでコネクタのピンにはんだ付けすることで正常に電気が流れるようになるという訳です。

 

エナメル線をはんだ付けしただけでは強度が弱い為、念のためソルダーレジストではんだを固めておきます。

UVライトを5~10分ほど当てると固まると思います。

ソルダーレジストが固まったら回路の修復は完了です。

次に紛失してしまったコネクタの代わりになるものを用意します。

 

 

2.ジャンクのPS3から使えそうな4ピンのコネクタを取り外す

今回はたまたま持っていたジャンクのPS3からコネクタを取り外して流用しようと思います。

(もちろん取り外したコネクタに合うケーブルもそのまま流用します。)

赤丸で囲ったコネクタが4ピンなのでこれを拝借してPS4に取り付けていこうと思います。

 

ディスクドライブを分解してコネクタを取り外します。

コネクタの足とピン部分にフラックスを塗布して、基板の裏からホットエアーで熱します。

しばらくするとはんだが溶けてコネクタが取れるようになるのでピンセットでつまみ上げて取り外します。

 

きれいに取り外せました。

 

メイン基板からも同じようにコネクタを取り外します。

これでPS4のメイン基板と電源ユニットに取り付けるコネクタを用意出来ました。

次は電源ユニットのコネクタを交換します。

 

 

3.PS4の電源ユニットのコネクタを交換する

メイン基板側と電源ユニット側のコネクタの形状が違うとケーブルを挿せない為、電源ユニットのコネクタも先ほど取り外したPS3のコネクタに交換してしまいたいと思います。

電源ユニットを分解して内部基板を取り出します。

 

基板の右下についている白いコネクタを取り外してPS3から取り外したコネクタを取り付けます。

 

いつも書いている記事ならホットエアーを使って基板の裏から温めてコネクタを外していますが、(実際PS3からコネクタを取り外す際はホットエアーを使いました) この基板ははんだごてを使った方が安全に取り外せそうだったのではんだごてを使ってコネクタの取り外しを行います。

 

基板を裏返してコネクタの4つのピン部分全てのはんだを除去します。

はんだごてを使うときもいつも通り、しっかりとフラックスを塗布してから作業します。

フラックスを塗布したら適当な長さに切ったはんだ吸収線の先にはんだを含ませてからピン部分のはんだを吸い取ります。

 

何度かはんだ吸収線ではんだを吸い取るとこのようにきれいにはんだを除去できると思います。

中々きれいに取れない場合は一度、フラックスを塗布したうえではんだを盛りなおしてから、再度はんだ吸収線で吸い取るようにするとキレイに取れてくれると思います。

何度か繰り返してある程度はんだが取れたら後はピンをはんだごてで熱しながら少しずつコネクタをペンチかなにかでつまんで引っ張るとスポッと抜けるはずです。

 

コネクタが抜けたらPS3から取り外したコネクタを取り付けていきます。

今回はあまり何も考えず、適当なコネクタを取り外したので形状が違いすぎてそのままではコネクタを取り付けることが出来ません。

なので、まずはワイヤーで配線してからコネクタを取り付けます。

 

ピンアサインをしっかり確認してから配線しないと恐らく大変なことになるのでしっかり確認しておきます。

色々調べながら赤いワイヤーは5V、黒いワイヤーはGND、青いワイヤーはStBとなっています。 (正直私はStBは何なのかわかってないです...)

参考にしたリンクを貼っておきます。

www.psxhax.com

これらのワイヤーは基板をぐるりと這わせて表側まで届く長さにカットしておきます。

 

基板からの配線が終わったら次はコネクタにワイヤーをはんだ付けします。

これも上記の参考リンクをもとにそれぞれはんだ付けします。

 

はんだ付け出来たらそれぞれのピンの導通チェックを行い、ショートしていないか確認しておきます。

念のためにソルダーレジストを使って絶縁しておきます。

 

ソルダーレジストが固まったらコネクタを写真のように配置して、グルーガンで固めてしまいます。

あまり沢山グルー樹脂を盛りすぎると基板を電源ユニットの外装に組み込むときに干渉してしまったりするので確認しながら作業するようにするといいと思います。

 

今回はコネクタの形状も大きさも違うものを流用しているのでそのままでは外装が干渉してしっかりと閉まらなくなってしまう為、一部削り取って干渉しないように工作しておきます。

 

何度か削り取る部分を調整しながら最終的にこのように基板を外装に組み込むことが出来ました。

これで電源ユニット側の工作は完了です。

次はメイン基板側の代替コネクタ取り付けを行います。

 

 

4.メイン基板に代替コネクタを取り付ける

最初に修復したメイン基板のコネクタ回路部分にPS3から取り外したコネクタをはんだ付けしていきます。

 

位置を合わせてそれぞれのピンにエナメル線をはんだ付けします。

今回は作業中にズレないように右側の足をグランド部分に少しはんだ付けして固定してから作業を行いました。

エナメル線をはんだ付けする際もフラックスは欠かせないので使用しております。

はんだ付けが終わったらいつものように無水エタノールを含ませた綿棒できれいに掃除しておきます。

長すぎてはみ出ているエナメル線はカットしてしまって問題ありません。

 

コネクタのはんだ付けが終わったらグルーガンでしっかりと固めておきます。

樹脂が固まったらコネクタを指で少し強めに動かそうとしてみてください。

それで全く動かなければ問題ありませんが、少しでもグラつくようであればもう少し樹脂を足して固着させてください。

 

ようやくこれでメイン基板と電源ユニット側のコネクタ交換が終わったので組み上げて電源が入るか確認してみます。

 

 

5.組み上げて動作確認をしてみる

コネクタの交換が完了したので本体を元通りに組み上げて動作確認を行います。

こんな感じでケーブルもPS3から拝借したものを使います。

 

何の問題もなく無事に電源が入るようになりました。

 

動作も特に問題なく、今後も使っていけそうな状態でした。

 

 

今回のようにご自分で分解を試みて破損させてしまった方も多いのではないでしょうか。

このような状態だったらほぼ確実に修理出来るのでお困りの方はご依頼ください。

ご依頼は下記リンク、もしくはTwitterからDMでご依頼いただければ対応させていただきます。

Twitterからご依頼いただいた場合はココナラさんで出品させていただいている金額よりも安く修理させていただきます。

 

amacustom.hatenablog.com

 

 

ココナラさんに出品していない修理も受付できますのでお気軽にお問い合わせください。

出来そうにない修理はお断りさせていただくこともあるかと思いますが修理しているお店などをご紹介出来る場合もありますので本当にお気軽にお問い合わせください。

 

 

では、また次回の更新をお楽しみにお待ちください。