バッテリーコネクタ端子を破損させてしまい起動しなくなってしまったiPhone8の基板修理をさせていただきました (バッテリーコネクタ端子交換)
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今回はご自身でバッテリー交換をする際にバッテリーを接続するコネクタ端子を破損させてしまい、起動しなくなったiPhone8の基板修理の様子をご紹介します。

お伺いしていた通り、電源ボタンを長押ししても起動しません。
ご相談いただいた際に破損部分のお写真をいただいており、恐らくはバッテリーコネクタ端子が破損している為に通電出来なくなっているのではないかと思います。
コネクタ端子の交換を行い、正常に起動するようになるか修理してみましょう。
※当記事を読んで作業の真似をされて、万が一製品が故障したり、
不慮の事故が起こっても私は責任が負えませんので全て自己責任でお願いします。
準備するもの
- 余程特殊なネジが使われていなければこれがあれば大抵の端末は分解出来ると思います
- フラックスの除去に使います
- もちろん100均のもので十分です
- こて先の温度が上がる速度が早く使いやすいです
- 土台に重量がありはんだごてを置いても安定します
- コンパクトで作業しやすいです
- 液体のフラックスとは違い蒸発しにくくはんだ付けが容易になります
- 基板実装部品の取り外しや取り付けに使います
- 基板上のコネクタに熱風が直接当たらないように保護する為に使います
- 6種類セットになっているので用途別に使い分け出来て便利です
- 細かい作業になるので顕微鏡で拡大しないと精度が落ちます
- 基板実装部品取り用にジャンク基板を使用します
あると便利なもの
- 分解時、固くて開腹・殻割りしにくい部分にはこれが便利です
- 上記の工具が大きくて使いにくい箇所にはこちらのヘラが便利です
- ネジが多いので分解時に電動ドライバーがあるととても楽です
1.故障したバッテリーコネクタ端子を取り外す
分解しバッテリーを接続する端子を見てみると破損してしまいコネクタがしっかりとはまらない状態になっておりました。

この端子を取り外し、ジャンク端末から取り外した正常な端子に交換すれば起動するようになると思いますので交換していきます。

まずは端子の周りにあるクッション状の端子周辺の保護材を取り外します。
取り外す際に誤ってコンデンサなどの部品を破損させてしまわないように丁寧に作業を行いましょう。

保護材を除去出来たら端子の溶接部分が露出しますので端子の交換作業がしやすくなります。

今回は上からホットエアーで熱風を当ててはんだを溶かして取り外すので、周りの端子が熱風で溶けてしまわないように取り外す端子以外の部分を耐熱の絶縁テープで保護しておきます。

端子が溶接されている部分にフラックスを塗布し、上から熱風を当てていきます。

最初は350℃くらいで加熱し、少しずつ様子を見ながら最終的に400℃まで温度を上げて取り外しました。
一か所に熱風が当たり続けてしまうといくら耐熱のテープで保護しているとはいえ、周りの端子が溶けてしまう可能性があるので取り外したい端子部分だけに熱風を当て続けず、くるくるとホットエアーを動かし続けながら加熱すると良いです。
これでひとまず端子を取り外せたので新しい端子を溶接する準備が整いました。
交換用の端子もジャンク基板から同様の手順で取り外して準備しておきます。
2.新しい端子を溶接する部分に予備はんだする

破損した端子を取り外せたので次は残っているはんだを一度除去し、低融点のはんだで予備はんだを行います。

少しはんだを含ませたはんだ吸収線を使って基板上に残ったはんだを除去してフラックスも除去するとこのようになります。

そこにフラックスを塗布して予備はんだを行います。

こんな感じで多少はんだの量にバラつきがありますが予備はんだ出来ました。
予備はんだが終わったら無水エタノールを含ませた綿棒や歯ブラシでフラックスを除去してちゃんとはんだがのっているか確認しておくとうまくいくと思います。
3.ジャンク基板から取り外したコネクタ端子を溶接する
破損した端子を取り外し、交換用の端子を溶接する準備が出来たのでいよいよ端子交換を行っていきます。

先ほどフラックスを除去したのですが再度フラックスを塗布します。

そこにジャンク基板から取り外した端子を乗せます。
この状態でズレがないように位置合わせを慎重に行っておきます。

取り外したときと同様に熱風を一か所に当て続けないように注意しながら加熱していきます。
ぐるぐるとホットエアーの先を動かし続け、はんだが溶けてきたら溶接完了です。

しっかり冷まして耐熱テープを外し、端子部分に残ったフラックスを無水エタノールを含ませた綿棒でやさしく掃除したら作業完了です。
ちゃんと復旧しているか組み立てて確認しましょう。
4.動作確認をする

組み立てて電源を入れてみると無事に起動しました。

充電も問題なく出来て元の状態に戻ったのではないかと思います。
修理前は電源すら入らない状態だったのが基板修理を行うことで問題なく使用出来る状態に復旧しました。
タッチ操作やカメラなどの各種動作確認を行い問題なさそうでしたので基板修理は成功です。
修理前のバッテリー端子が破損した状態でバッテリーを無理やり接続しようとすると基板がショートしてしまったりするので皆さまお気を付けください。
iPhoneのバッテリー交換は割と簡単に出来る作業ではありますが、今回のように端子を破損させてしまったりすることもありますので無理にご自分で作業せずに修理業者に依頼すると良いと思います。
今回のようなバッテリーのコネクタ端子の破損程度でしたら私の技量でも修理は出来ると思いますので (iPhoneX以降の基板が2層になっているタイプは自信ありませんが) ご相談いただければ出来る限り対応させていただきます。
ご依頼は下記リンク、もしくはTwitter (X)、InstagramからDMでご相談いただければ対応させていただきます。
ココナラさん経由では手数料が多く取られてしまう為、Twitter (X)、Instagramからご依頼いただいた場合はココナラさんで出品させていただいている金額よりも安く修理させていただきます。
ちなみに修理料金の目安は以下の通りです。
・PS4 起動不良 10,000円~
・PS4 ICチップ交換 8,000円~
・PS4 Wi-fi / Bluetooth不良 8,000円~
・PS3 YLOD復旧 (一時的復旧) 10,000円~
・PS3 YLOD復旧 (長期的復旧) 30,000円~
・PS3 起動不良 10,000円~
・Nintendo Switch 充電不良 5,000円~
・Nintendo Switch エラーコード 8,000円~
・Nintendo Switch 起動不良 8,000円~
・Nintendo Switch ブルースクリーン 10,000円~
スマホ、タブレットの基板修理はまだまだ経験が浅く、出来ることは限られますが対応可能なこともあると思いますのでなんでもお気軽にお声がけください。
ゲーム機の修理に関しては復旧することが多く、データも残ったままで修理出来ることがほとんどです。
見積もりだけでも構いませんので是非お問い合わせください。
色々と修理させていただいた際のことを記事にしておりますので参考程度にご覧ください。








