今回は正常に読み込まなくなったゲームボーイソフトを修理してみます。
別件でやりたいことがあって手に入れたゲームボーイカラーと一緒に手に入れたポケモンのソフトが読み込まないという事態が発生したので急遽、ソフトの修理をやってみました。
※当記事を読んで作業の真似をされて、万が一製品が故障したり、
不慮の事故が起こっても私は責任が負えませんので全て自己責任でお願いします。
懐かしのポケモン緑です。
こいつがこんな感じで正常に読み込まなかった訳です。
他のソフトは正常に起動したので恐らくは定番の接点の汚れが原因だと思います。
なのでメンテナンスを行うことで起動するようになると思います。
では、メンテナンスを行う為に分解していきましょう！
準備するもの
- ゲームソフトの接点清掃に使用します
- もちろん100均のもので十分です
- ゲームソフトの接点清掃に使用します
- 残れば掃除などに使えますが必要なければ小容量のもので大丈夫です
- ゲームソフトの接点研磨に使用します
では分解していきます
1.ネジを外す
まずはソフトの裏側にあるネジを外します。
このネジはラインヘッドネジと呼ばれる特殊ネジなので専用の特殊ドライバーを使って外すことを推奨します。
色々と特殊ドライバー代わりに使えるものもあるようですがネジの頭が変形してネジを回せなくなってしまったりすることもあるようなので注意が必要です。
私は専用のドライバーを用意してネジを外しました。
さすが専用のドライバー。問題なくネジが取れました。
2.基板を取り出す
基板を取り出してチェックしてみます。
ネジさえ外れればあとは簡単です。
ラベルが貼られている方のケースを下にずらせばケースの分解が完了です。
赤丸で囲んだ部分がかなり汚いですね。
やはり接点が汚れていることで読み込まなくなってしまったようです。
アップにするとこんな感じです。
何度も抜き差しすることで接点が削れてしまっているのと黒い汚れがついてます。
この汚れを無水エタノールを含ませた綿棒でゴシゴシして掃除してみましょう。
3.接点を洗浄する
さて、無水エタノールを含ませた綿棒でゴシゴシとこすってみると
この通り、綿棒に黒い汚れが付着しています。
これだけキレイになればちゃんと起動するようになったでしょう！
元通り組み立てて動作確認してみましょう。
4.動作確認
結論から言うと改善しませんでした．．．
そして、改善しなかった結果の写真を撮り忘れました．．．
なので最初の写真をもう一度載せておきます。
まさかエタノール洗浄で改善しないとは思ってもみなかったので もうひとつ手を加えることにします。
エタノールでの洗浄で起動しなかったということは汚れが完全に取り切れていないということなのでは？と思ったので接点を研磨してみようと思います。
5.接点を研磨する
研磨してみようと思いますと言ったところで私はコンパウンドなど持っていません。
これだけの為に研磨剤を買うのもなんだかなぁと思い閃いたのがこちら。
皆大好き激落ちくんです。
果たして、ゲームボーイソフトの接点をメラミンスポンジでこすっていいものか。
ちょっと調べてみるとステンレスは傷がつくからあまりよろしくない、メッキならOKということでした。
銅箔は大丈夫なのでしょうか．．．
わかりませんがやってみましょう。
しっかりと水を含ませたメラミンスポンジでこすってみるとこんなにピカピカになりました！
エタノール洗浄で取り切れなかった汚れが取れた感じがします！
さぁ今度こそ復活していて欲しい！
改めて動作確認してみます！
6.動作確認 (その2)
無事に起動しました！
しばらく遊んでみましたが特に問題なく遊べてます。
(セーブ出来なかった方が電池交換をネタに記事が書けたのに．．．)
ということで今回は無事に修理完了です。
特に難しい作業はしていないので簡単にマネしていただけるんではないでしょうか。
是非お試しあれ。
ゲームボーイのソフトにはセーブデータを保持する為のボタン電池が取り付けられており、電池が切れてしまうとセーブが出来なくなってしまいます。
はんだごてを使う作業になるので慣れていない方には少し難しい作業になると思いますのでもしお困りの方がいらっしゃったらご相談ください。
1つのゲームソフトの電池交換をするために工具を1から揃えるとそこそこの金額になると思いますがご依頼いただければ工具を買い揃えるよりは安い金額で施工させていただきます。
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こんなこともしてるのでよかったら読んでください。
