素人が電子機器をいじってみる

当ブログは素人が電子機器の修理やカスタムをしたものをご紹介するブログです。

電源が入らないジャンクなPS3を修理してみた (Wi-fi / Bluetoothモジュール交換)

今回は赤ランプは点灯するのに電源が入らないPS3を修理します。

 

すでに一部分解していますが写真のように赤いランプが点灯するだけで電源ボタンを押しても何の反応もなく電源が入りません。

 

色々調べてみた結果基板に実装されているWi-fi / Bluetoothモジュールの故障が原因だと判明しましたので交換してみたいと思います。

 

※当記事を読んで作業の真似をされて、万が一製品が故障したり、

不慮の事故が起こっても私は責任が負えませんので全て自己責任でお願いします。

 

準備するもの

精密プラスドライバ (100円均一のもので大丈夫です)

大きめのプラスドライバ (100円均一のもので大丈夫です)

T8 へクスグローブドライバ (モデルによっては使用しません)

綿棒 (白いものが好ましいです)

無水エタノール (そんなに使うものではないので小容量でいいです)

はんだごて

こて台

はんだ

ペーストタイプのフラックス

はんだ吸い取り線

・交換用のPS3 Wi-fi / Bluetoothモジュール もしくは 同じ型番のPS3本体

ホットエアーツール

ピンセット (何本かセットになっているのが今後便利です)

 

あると便利なもの

修理用の開腹ヘラスパチュラ

ネジザウルス

拡大鏡 もしくは デジタル顕微鏡

耐熱マット

 

1.Wi-fi / Bluetoothモジュールを取り外す

今回の故障の原因と思われるのがこのWi-fi / Bluetoothモジュールです。

このモジュールが機能していないことで電源が入らない状態になってしまっているみたいです。

このモジュールとメイン基板の間にはんだがあり、はんだごてでは取り外すことが出来ないのでヒートガンを使って外します。

 

モジュールとメイン基板の間にフラックスを塗ってヒートガンで温めて取り外すのですが液体タイプのフラックスではヒートガンで熱している間にフラックスが蒸発してしまい、上手くモジュールを取り外すことが出来ません。

なので今回のような修理の場合、ペーストタイプのフラックスを使用します。

 

フラックスをモジュールの周りに塗布してから少しヒートガンで熱するとフラックスが溶けてメイン基板とモジュールの隙間にしみこんでいきます。

フラックスの量が少量すぎるとモジュールの裏全体にフラックスが行きわたらないので少し多めに塗布しておくといいと思います。

 

フラックスを塗布出来たらあとは上からヒートガンで熱していきます。

温度は450℃、風量は7~8辺りでしばらく熱するとはんだが溶けてくると思います。

モジュールを熱する際には熱風が一か所に集中して当たらないように、常にヒートガンを動かし続けてモジュール全体を熱するようにしてください。

一か所だけを熱し続けてしまうとメイン基板の層が熱により膨張して破損してしまう恐れがあります。

基板が膨張してしまい、内層回路が断線してしまうとほぼ修復不可能になると思いますので基板への熱の与え方には十分に注意してください。

 

十分に熱することが出来たらWi-fi / Bluetoothモジュールをピンセットで軽くつついてみます。

はんだが溶けていたらWi-fi / Bluetoothモジュールがプルプルと動くようになっているはずです。

モジュールがプルプルと動くようになっていたらピンセットでつまみ上げると取り外せます。

 

Wi-fi / Bluetoothモジュールを取り外したあとは残ったはんだをはんだ吸収線で吸い取っておきます。

今回私は交換用のWi-fi / Bluetoothモジュールを用意出来ましたが国内で交換用のモジュールを手に入れるのは難しいと思います。

用意出来ない場合は同型のPS3本体を用意して基板からモジュールを取り外す必要があります。

その場合、上記の取り外し作業をもう一度行う必要があります。

 

Wi-fi / Bluetoothモジュールの取り外しと交換用のモジュールの用意が出来たら次は取り付け作業を行います。

 

 

 

2.Wi-fi / Bluetoothモジュールを取りつける

前工程で故障したWi-fi / Bluetoothモジュールを取り外したので次は新しいWi-fi / Bluetoothモジュールを取り付けていきます。

 

まずは基板側の接点にはんだを盛っておきます。

基板にフラックスを塗布してからはんだごてで1点ずつはんだを乗せていきます。

はんだを乗せ終わったら無水エタノールを含ませた綿棒で洗浄します。

写真のようにはんだが乗っていたら基板側の準備は完了です。

 

Wi-fi / Bluetoothモジュール側にも同様にはんだを乗せておきます。

こちらも1点1点はんだを乗せてからフラックスを洗浄してしっかりとはんだが乗っていることを確認しておきます。

 

基板側、モジュール側にはんだを乗せたのでついに取り付けの準備が整いました。

あとは基板にフラックスを塗ってからWi-fi / Bluetoothモジュールを乗せてヒートガンで熱するだけです。

 

このように基板側にフラックスを塗布しておきます。

 

次に四隅のガイドを目安にWi-fi / Bluetoothモジュールを乗せます。

この状態でヒートガンで熱風を上から当てていきます。

取り付ける際も取り外したときと同じように450℃で風量7~8程度で熱していきます。

また、熱風の当て方も取り外すときと同じように一か所に集中して当たらないように常に左右に動かしながらモジュール全体を温めるようにしてください。

 

取り外した時と同じようにピンセットで軽くつついてプルプル動くようになったら取り付けは完了です。

しっかりと基板を冷ましてから無水エタノールを含ませた綿棒でモジュールの周りにはみ出しているフラックスを清掃しておきます。

 

これで無事にWi-fi / Bluetoothモジュールの交換が完了しました。

基板が完全に冷めたら動作確認します。

 

 

3.動作確認をする

Wi-fi / Bluetoothモジュールの交換が終わったので基板を筐体に戻し電源を入れてみます。

無事にランプが緑になり電源が入るようになりました。

今回のように赤ランプのまま起動しないPS3Wi-fi / Bluetoothモジュール周りの故障が原因であることがあるようです。

今回はモジュール自体の交換でしたがモジュール自体に問題はなく、右側にあるレギュレーターが故障していることもあるみたいです。

もし、同じような症状でレギュレーター交換で修理出来たらまた記事にしたいと思います。

 

 

前にも書いたかもしれませんが修理のご依頼をいただけるようなことが出来ればいいなぁと思っています。

どうやって受付するかとか、報酬の支払い方はどうするかとか、そうそう簡単に出来ることではないですがそういうことで知識のある方がいらっしゃったらお知恵をお借りしたく存じます。

もしお手伝いしてもいいよーという方はコメントにてご連絡いただければ嬉しいです。

よろしくお願い致します。

 

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