今回は中古で手に入れたゲームボーイカラーの改造をします。
今回の目的はUSB端子を本体に組み込みUSBでの給電を成功させることです。
今更感が強い改造ですが成功すれば電池がなくなる恐怖に怯えることもなくなります。
※当記事を読んで作業の真似をされて、万が一製品が故障したり、
不慮の事故が起こっても私は責任が負えませんので全て自己責任でお願いします。
今回改造するゲームボーイカラーです。
上記の記事でソフトの動作確認に使ったゲームボーイカラー本体なので
特に不具合はありません。
電池でしっかりと動いてくれていたのでUSB給電出来るようにしてやろうと思います。
準備するもの
・プラスドライバ (100円均一のもので大丈夫です)
・はんだ
・リード線
あると便利なもの
では分解していきます
1.ネジを外し分解する
まずは本体の裏側にある6本のネジを外します。
全てY字ネジなので専用ドライバーを使用して外していきます。
ネジを外すと外装を持ち上げるだけで簡単に分解することが出来ます。
赤丸で囲んだネジを外し、緑の四角で囲んだケーブルを外します。
2.USB基板を基板に取り付ける
分解出来たのでUSB基板をゲームボーイカラーの基板に取り付けます。
写真ではすでに配線済ですが今回用意したUSB基板がこちらです。
この基板、あとで気づいたのですがこのままだと左右の出っ張りが邪魔になります。
なのでホビー用のこぎりで邪魔になる部分を切り落とします。
このように端子が基板から出っ張るようにしておけば
ゲームボーイカラー本体内に組み込むときに邪魔にならずきれいに収まります。
私はリード線をはんだ付けしたあとに基板の切断を行いましたが
先に基板の切断を行ってからはんだ付けした方が作業しやすいと思います。
ホビーのこで時間をかけて切断したので
今回ほどハンディルーターが欲しいと思ったことはないです。
基板の切断が出来たら上の写真のようにリード線をはんだ付けします。
今回はDS liteで実験したときに学びましたので
赤い線をマイナス側にはんだ付けするというようなことはしておりません。
次に基板に取り付けられている電池を取り付けるための金具がある部分の
裏側(基板の表側)にリード線をはんだ付けします。
このままでは線が邪魔になるのでボタン部分を避けて耐熱絶縁テープで固定します。
基板表側の配線固定が終わったら端子を配置する箇所を決めます。
今回はグルーガンで固定する予定だったのでこの位置に取り付けることにしました。
固定する予定だった、というのは実はまだこのUSB端子の実装の後に
外装の交換をしようと思っていたので実際は固定まではしていません。
(それはまたいつか更新しようと思います)
3.外装にUSB端子を露出させるための穴を開ける
USB端子の固定位置が決まったら外装に穴を開けます。
外装の工作に取り掛かる前に想定していたUSB基板の実装箇所が色々干渉してしまい、
良くない場所だった為余分な箇所を削ってしまっていますがこんな感じで
USB端子が露出するように背面側の外装にコの字型の切り欠きを入れます。
こういう工作には慣れておらずかなりガタガタになってしまいました。
今回はかなりみっともない仕上がりになりましたが外装を交換する予定があるので
その際はもうちょっとキレイな仕上がりにしたいと思います。
多分こういうプラ材の加工をするならホットナイフがあれば
割とキレイに加工できるんではないかと次回の為に購入しておきました。
4.動作確認
これでUSB端子を実装できたのであとは動作確認です。
ケーブルを挿して電源を入れてみると...
ピコーン!
電源が入りました!
今回の改造大成功です。
これでmicro TYPE-Bのケーブルをつないでいれば
遊び続けることが出来るようになりました!
いかがでしたか?
次回のゲームボーイ改造は外装の交換とバックライト化をしてみようかと思ってます。