素人が電子機器をいじってみる

当ブログは素人が電子機器の修理やカスタムをしたものをご紹介するブログです。

電源が入らないジャンクなNintendo Switchを修理してみた (PI3USB交換)

今回は安く手に入れられたジャンクのNintendo Switchを修理します。

 

いくら充電しても電源が入らない状態というものです。

 

最近いろんな修理動画を見まくっていて、これくらいなら出来そうだなーと

思っていた症例だったのでチャレンジしてみました。

 

※当記事を読んで作業の真似をされて、万が一製品が故障したり、

不慮の事故が起こっても私は責任が負えませんので全て自己責任でお願いします。

 

まずは修理前の状態を確認しておきます。

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電源ボタンを押しても何の反応もありません。

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充電ケーブルを挿しても電池のマークすら出てきません。

 

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電流電圧チェッカーを使って調べてみると約5ボルト、0.4アンペアは流れているようです。

 

動画で見た症状と似ているので恐らくICチップの交換でなおる気がします!

Nintendo Switchは今回の症例のような故障が多いらしく、

ICチップ交換の動画が山ほどアップロードされており、とても参考になります。

また、このICチップが壊れてしまうのは充電端子の故障が原因の場合が多いようです。

ドックに本体を抜き差しするときに壊れてしまうケースが多いんでしょうか。

こうならないようにドック使用時には慎重に抜き差しするようにしましょう。

 

では、修理していきましょう!

 

準備するもの

精密プラスドライバ (100円均一のもので大丈夫です)

Y時ドライバ Y2.0

綿棒 (白いものが好ましいです)

無水エタノール (そんなに使うものではないので小容量でいいです)

はんだごて

こて台

はんだ

ペーストタイプのフラックス

はんだ吸い取り線

PI3USB (オーディオ ビデオ制御ICチップ)

デジタルマルチテスター

ホットエアーツール

ピンセット (何本かセットになっているのが今後便利です)

 

あると便利なもの

修理用の開腹ヘラスパチュラ

拡大鏡 もしくは デジタル顕微鏡

耐熱マット

 

 

本体の分解は記事にするほどのことではないので分解後の作業を記事にします。

 

1.故障の原因を探る

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まずは電源充電制御ICチップ周りのコンデンサを確認します。

1つずつテスターを使ってショートしていないかチェックしていきます。

写真の赤丸で囲った部分にテスターの先を当てるとピーっと音が鳴りました。

正常なものだと赤丸で囲った部分は音が鳴らないので回路に異常があることがわかります。

 

ここがショートしていた場合、裏にあるPI3USB(オーディオ ビデオ制御チップ)の故障が原因だということが多いらしいです。

 

 

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基板を裏返してPI3USBの上にあるコンデンサをチェックすると

案の定、赤丸で囲った部分で音が鳴りました。

これも正常に動くものだと右側は音が鳴るけど左は鳴らないそうです。

 

 

故障の原因が分かったところでICチップの交換を行っていきたいと思います!

 

 

 

2.オーディオ ビデオ制御チップを除去する

いよいよICチップの交換を行っていきます。

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まずはオーディオ ビデオ制御チップの周りにフラックスをたっぷり塗布します。

 

この状態で上からホットエアーを使いICチップを熱します。

ホットエアーの設定は450℃で風量を4~5ほどで1~2分ほど熱すれば、

IC周りのはんだの色がきらきらしてくるのでピンセットでつまみ上げます。

 

 

ICチップを取り外してフラックスを除去するとこのようになります。

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これで新しいICチップを取り付ける準備が整いました。

 

 

3.新しいオーディオ ビデオ制御チップを取り付ける

ICチップを外した基板がきれいになって新しいICチップを取り付ける準備が整いました。

 

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新しいPI3USBチップにははんだがのっていないのではんだごてではんだをのせます。

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基板からICチップを取り外したときと同様にフラックスを塗布しないと

しっかりとはんだがのらないので忘れずにフラックスを使用しましょう。

また、ICチップにはんだをのせておくことで基板に実装する際に失敗しにくくなります。

 

基板、交換用のICチップ共に準備が出来たので基板にICチップを取り付けます。

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取り外した際と同じようにフラックスを塗布してからICチップを乗せます。

慎重に位置決めをして上からホットエアーで熱します。

取り付けの際も外した際と同じ温度、風量で問題ないです。

風量が強すぎてICチップがズレてしまう場合は風量を下げてじっくり温めていきます。 

 

 

はんだの色がきらきらとしてきたらピンセットで軽くつついてみると

プルプルと動くだけでICの位置がずれなくなります。

そうなるとしっかりとはんだ付け出来ている目安になります。

あとは塗布したフラックスをエタノールで洗浄すればICチップの交換作業は終了です。

 

3.動作確認をする

ICチップの交換が終了したので本体を元通りに組み上げて動作確認を行います。

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無事に電源が入るようになりました。

 

作業時間は約1時間半といったところだったでしょうか。

ある程度の機材をそろえたことで意外と簡単に交換できました。

 

興味のある方は一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

次もジャンクのNitendo Switchを修理してみようかなーなどと考えております。

ちゃんと修理出来れば記事にしてみたいと思いますのでお待ちください。

 

 

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